新型コロナウイルス等感染症対策

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 新型コロナウイルス等、感染症対策に付いて、ご説明させて頂きます。まず、最初に、「感染症」に付いて、理解する事から、始めました。

 資料の収集から、勉強会を繰り返し、どのように感染を予防して行くのかを考えました。


 「CDCアメリカ疾病予防感染センター」のガイドライン、「長崎大学病院感染制御教育センター」の感染防止対策を、基に、対策を取らせて頂きました。

 地域柄、父親・母親・祖父・祖母が、島に残り、葬儀の際に、島外から、子供・孫・兄弟・親戚が帰って来る事は、当然で有り、島外に居る子供・孫・兄弟・親戚を完全に、通夜・葬儀に参加させない事は、現実的では無く、無症状の感染者の存在も有る中で、感染者が居るかもしれない前提で、考えうる、出来うる限りの対策を取らせて頂きました。

 「五島には入って来ない」「陽性者は出て無いじゃないか」などの楽観的な考えは一切有りません。「目の前の人は、陽性者かもしれない」「病院や、火葬場に出入りするだけで、感染するかもしれない」「明日、小規模集団感染クラスターが発生しても不思議じゃ無い」「医療崩壊するかもしれない」との危機意識を持って、取り組んでおります。

 「子供・孫・親族で有れ、島外の人の参加を認めない」「参加者を制限する。」「受付で、記帳して、香典をお渡しし、焼香して、故人のお顔を見て、お別れをされたら、直ぐに、退席して頂く。」「受付係だけは、島内の人にして貰う。」などの措置は、都度、ご家族と話し合い、ご家族の希望に添えたいと考えています。

 参加者を制限するだけの対策では、参加者を子供・孫に限定しても、参加者の中に、感染者が居れば、感染は免れないと思われますので、あくまで、感染者が居るかもしれない前提で、対策を取らせて頂きました。

 ウイルスの感染経路は・・・
「空気中に飛んでいるウイルスから感染する
”空気感染”
「感染者の咳やクシャミを浴びて感染する”飛沫感染”
「自分の手に付着したウイルスによって感染する”接触感染”
 の三つと考えられています。それぞれの感染経路に付いての対策を、ご説明させて頂きます。

 始めに、「空気中に飛んでいるウイルスから感染する”空気感染”」に対しての対策と致しましては、「置換換気方式」で、30m先まで、真っすぐに空気を運ぶ”空気循環装置サーキュレーター”を用いまして、式場の空気を、祭壇上の換気扇に運び、外へ排出致します。

 ※風の向き・強さ・流れが分かりやすい様に、「吹き流し」を付けて撮影しております。

 ※会葬者焼香の後の煙がピークを迎えた後に、見ると、煙が、天井の換気扇に真っすぐ吸い込まれて行くのが分かります。
 式場内の空気が、常に、入れ替わっている事が、分かります。

 式場内には、常に新鮮な空気が入り、同じ空気が、停滞する事は有りません。当施設の式場は、全て、外と接しておりますので、必要に応じまして、窓の開閉、ダンパーの開閉を行います。式場内の空気を常に動かし、入れ替え、”空気感染”を防ぎます。

 加えて、加湿器を使って、湿度を上げる事により、ウイルスの活動を抑制しております。

 次に、「感染者の咳やクシャミを浴びて感染する
”飛沫感染”」に対しての対策と致しましては、参加者全員が、マスクを着用する事により、咳やクシャミにより、マスクの外に、ウイルスを出す事が無い状態にして、”飛沫感染”を防ぎます。
 マスクの着用は、自分を守るのが、第一の目的では有りません。マスクの目に対して、ウイルスは余りにも小さく、ウイルスの侵入を防ぐ事は、難しいと考えられていますが、自分の咳のウイルス飛沫は、マスクの目よりも大きく、マスクの外に出ないと考えられています。「マスクを着用している限りは、他人に、ウイルスをうつつ事は有りません。」マスク着用は、他者への感染を防ぐ事が、第一の目的です。玄関ロビー・受付などで、無料で、マスクを配布しておりますので、必要な方は、お使い下さい。

 次に、「自分の手に付着したウイルスによって感染する
”接触感染”」に対しての対策と致しましては、ロビー・式場・控室・洗面所など、施設内40ヵ所以上に、「手指消毒用アルコール」を、設置する事により、参加者全員が、何処でも、こまめに、手指の消毒を出来る様にして、”接触感染”を防ぎます。
 人の手は、ウイルスが1番付着していると言われ、人は、1日に、2000回~3000回、自分の顔を、自分の手で触ると言われています。私達が、感染する確率が1番高いと言われているのが、ウイルスの付着した自分の手で、自分の顔を触る事により、目・鼻・口の粘膜から、ウイルスが体内に侵入し、感染する、この
”接触感染”で有り、”接触感染”を防ぐ事が、感染症予防の第一と考えられています。その為、病院や、医療・介護施設の各所に、「手指消毒用アルコール」が、設置されています。顔を触った手がウイルスに汚染されていなければ、感染す事は有りません。また、「自分の顔をウイルスに汚染された手で触らない為に、マスク着用が、有効です。」目を擦る、鼻を擦る、口元を触る時に、ウイルスは体内に侵入致します。諸外国に比べ、日本の感染者が少ない理由の一つが、マスク着用率が高く、”接触感染”率が低い事が、考えられています。自分の顔を触らない為のマスクの着用で有り、自分をウイルスから守る為の手指の消毒です。

 感染の可能性の1番高い、
”接触感染”の防止に、重点を置き、式場内の空気を常に入れ替え、参加者全員が、マスクを着用し、手指消毒を行えば、感染は防げると考えています。

 私達の立場からすれば、「自分達も感染するのではないか」「小規模集団感染クラスターの発生」「風評被害」を恐れますが、「ウイルス感染症」を理解し、「ご家族の気持ち」「参加者の気持ち」を考え、今、考えうる、出来うる限りの対策を行い、感染防止に努めます。


 施設の入り口に・・・

 「手指消毒用アルコール」8本
 「衣類・空間用ウイルス除菌スプレー」6本
 「マスク」40枚

 「非接触型体温計」3台
  を設置致しました。

 通夜・葬儀前に、出入りする人は、同じ時間に、まとまって来られますので、参加者全員が、手指消毒を行い、マスクを着用して頂く事を考えております。


 額に向けて、1秒で、体温を計る事が出来る「非接触型体温計」で、発熱していない事が、確認出来ます。

 参加者全員が、小まめに手指消毒を徹底出来る様に、施設内のあらゆる場所に、「消毒液」を設置しております。

 誰も使わない消毒液を、設置しても、感染症予防効果は薄いので、研究を重ね、好みが分かれても、参加者全員が、使用して頂ける様に、男性が好む「手触りのサラサラのタイプ」女性が好む「保湿成分多めのジェルタイプ」「衣類・空間用ウイルス除菌スプレー」の3本1セットとして、各所に設置しております。


 玄関の「手指消毒用アルコール」5本を、利用されない方が居られましても、廊下だけで、「手指消毒用アルコール」8本、「衣類・空間用ウイルス除菌スプレー」8本、設置しておりますので、こまめに、手指消毒をして頂けます。

 控室にも、「手指消毒用アルコール」5本、「衣類・空間用ウイルス除菌スプレー」4本、設置しております。

 また、「ウイルスの活動を抑制する為」に、「ボルネード社」の「加湿器」を、葬儀の規模や、お客様の希望に合わせて、各所に配置しております。

 1台で、39畳の広さをカバーし、上部の「サーキュレーター」が、空間全体を、均等に加湿し、「ウイルスの活動を抑制」します。

 湿度は、40%以上が、「ウイルス」に対しては、有効とされています。「湿度計」で、確認しながら、安全な空間を作っています。

 さらに、「紫外線消毒器」1台も、設置しておりますので、「メガネ」「時計」「スマートフォン」などの滅菌も、可能です。

 自動販売機も、不特定多数の人が触れる事が考えられますので、専用で、「手指消毒用アルコール」1本、設置しております。

 石鹸手洗い後に、乾いた手に、使用するのが、1番効果が高いそうなので、「手指消毒用アルコール」1本、設置しております。
 また、「うがい薬」も2本、設置しております。


 お帰りの際も、「家にウイルスを持って帰らない」との考えで、消毒の徹底をお願いしております。

 「何か触ったら手指消毒」が、「CDCアメリカ疾病予防感染センター」「長崎大学病院感染制御教育センター」の感染防止対策の考え方ですので、施設内30ヵ所以上に、「手指消毒用アルコール」を、設置して、私達が、感染の可能性の1番高い、”接触感染”の防止”に努めております。


 医療関係者と、お話をした所、死因が「肺炎」で有った場合に、疑いが有っても、「PCR検査」をして頂けない現状では、それが、「新型コロナウイルス」によるものなのかどうかは、分からないので、「PPE」(個人防護具)は、万全にとのアドバイスを頂きましたので、ウイルスに感染して、自分達が、媒介者に成らない為にも、「ガウン」「キャップ」「シューズカバー」「グローブ」「マスク」を、着用し、病院へは、万全の体制で、お伺い致します。

 また、当社スタッフ全員が、「ナースポーチ」に、「グローブ」「ゴーグル」「イオンバリア」「手指消毒用アルコール」を、装備しております。


 「霊柩車」の中には、「手指消毒用アルコール」8本、「衣類・空間用ウイルス除菌スプレー」3本を、搭載しております。


 自宅や、教会、お寺、火葬場へも、ご家族ごとに、1セットづつ、「手指消毒用アルコール」5本、「衣類・空間用ウイルス除菌スプレー」1本、「マスク」10枚、「喉飴」20個を、「ウェットティッシュ」1本を、携帯して頂いており、どこに移動しても、安心して、消毒が行える様にしております。
 何の対策もしていない場所へ、人が集まる事は、危険です。しっかりした対策をすれば、感染する事は有りません。

 価格が高騰し、なかなか入手できなかった「使い捨てマスク」も、安全清潔な物を、安定して、継続的に購入しておりますので、「全員がマスクを着用していればウイルスが伝播する事は無い」との方針で、無料で配布しております。

 また、五島市内の病院・介護施設・診療所・消防署・タクシー会社・バス会社、38ヵ所へ、計40000枚の「使い捨てマスク」を、寄付させて頂きました。


 自社製造の「使い捨てマスク」の製造も継続しております。

 メガネが曇らないしっかりした、「鼻ワイヤ―入り」で、作っております。

 多い時は、1日に、100枚前後、生産しております。

 「使い捨て」を、前提で作りましたが、生地が丈夫で、何度も、洗って使えるとの事で、耐久性も高い様です。

 最後に、「紫外線消毒器」で、滅菌しております。

 「フィット感が高く、隙間が出来ず、メガネも曇りません。」

 また、「医療用ガウン」が、全国的に不足していて、買う事が、難しいので、こちらも、製作を始めました。

 自分達で、使うだけでは無く、「医療機関」「介護施設」の助けに成ればと考えております。

 「コロナウイルス」を、シャットアウト出来ると言われる「N95マスク」「DS-2マスク」

 500枚、備蓄しております。

 「ウイルス対応化学防護服」+「N95マスク」

 「ウイルス対応化学防護服」180着備蓄しております。

 「マスク」2000枚
 「ヘアキャップ」2000枚
 「ガウン」100着

 「グローブ」4000枚
 「アイシールド」150枚
 「ゴーグル」50個
  など・・・






 ”接触感染”防止に、重点を置いていますので、「手指消毒用アルコール」は、常に100本備蓄しております。

 「服・空間用ウイルス除菌スプレー」も、常に30本備蓄しております。