しかし、「葬儀社の領域」の中での、「処置」に、限界を感じて、「病院の領域」だと考えていた、「エンゼルケア」(死後の処置)について、勉強を始め、「遺体管理学」を学び、今まで、「閉眼・閉口をお願いされても、どうしても難しく対応出来なかった」経験もございましたが、ほぼ100%「閉眼・閉口」が出来る様に成りました。
日々、「遺体管理」の研究を重ねる中で、ある大きな変化に気付く事が出来ました。それは、「死臭が、消える」という事です。
通常、亡くなった翌日に、「お通夜」その翌日に、「葬儀」を執り行えば、お葬式の最後に、棺の中にお花を入れて、お別れをするのは、亡くなった3日後です。(友引や、ご家族、司式者の都合で、さらに先延ばしに成る事も有ります。)その際に、棺の蓋を開きますが、個人差は有れど、多少の死臭は感じていましたし、「死臭を防ぐには限界が有る」と考えられていました。(実際の葬儀現場では、80%近くなんらかの臭気を感じると言われています。)
しかしながら、日々「遺体管理」の研究を重ねた結果、「8割以上に臭気が有る」と言われている中、「3日後でも全く死臭がしない処置」を行える様に成りました。
「閉眼・閉口・腐敗変色防止処置・防臭処置・髭剃り・整髪・入れ歯を入れる・メイク(エンゼルメイクの項目で説明致します)」などの処置を行っております。
「エンゼルケア」(死後の処置)を、学び、研究する中で、看護師の仕事の大変さや、負担は、十分に理解しております。それぞれの病院や、施設、担当者の考え方や、取り組みが有るので、それらを否定するものでは有りません。
「閉眼・閉口」の処置だけで、2時間近く掛かった経験も有りますので、病院や、施設を出るまでの時間内に、それらが行えない事も分かっています。
また、当社では、細菌・病原微生物・酵素・ウイルスの活動の抑制と、感染・腐敗防止に、最も優れている。-78.5℃の”ドライアイス”を、通常必要量とされる1日10㎏使用しております。
グループホームや、有料老人ホームなどの施設が増える一方で、「エンゼルケア」(死後の処置)が、行える人員や、クオリティを、求める事は、現実的では無いとも考えています。
「病気だと聞いていたけど、穏やかな表情で、寝てるみたいだ・・・」
「3日経っているのに、生きてるみたいだった・・・」
「エンゼルケア」(死後の処置)の重要性を感じ、研究の成果を感じる瞬間です。
「エンゼルケア」の後に、行われる「エンゼルメイク」(死化粧)の研究にも、繋がりますが、「最高のメイク」を施す為には、「最高のエンゼルケア」が、不可欠です。
私達は、「エンゼルケア」(死後の処置)も、「葬儀社の領域」と考え、日々、「遺体管理」の研究に取り組んでおります。
亡くなってから、3日後でも、「死臭が消える処置」「変色しない処置」を施し、「お元気だった頃の面影を取り戻し」「故人への感謝の気持
ちが蘇る」事を、願い目指しています。